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ようやく、前々から気になっていた人民元資産を処理しました。
中国のマンションです。妻名義のものですが・・・。
昨年から、夫婦で売る相談はしていたのですが、妻の妊娠などがあり、売るのは出産後、落ち着いてからと言う計画にしていました。
運が悪いことに、昨年の秋以降、中国不動産が暴落したため、高騰していた時期と比較すれば、決して良い条件ではないのですが・・・。

そもそも、このマンションを購入したのは2003年8月のことで、投資ではなく住む為でした。
しかし、思えばこのマンションは失敗でした。
購入したマンションには、4期までの開発計画があり、敷地面積18万㎡、建築面積43万㎡という比較的大きな規模です。
比較的広い敷地に低層住宅や高層住宅が低密度で建築され、公園風の作りが売りだったんですがね・・・。
私たち夫婦は、1期工事の低層住宅を購入しましたが、3房2庁という、日本で言えば3LDKタイプのマンションで、共有スペースを含む建築面積102.06㎡、実際の占有面積は91.97㎡です。
6階建ての6階の部屋で、エレベーターが無い小高楼と呼ばれるタイプになります。
もう直ぐ、引っ越すので、細かい情報も書いておきますね。参考にして下さい。(笑)
マンションの場所は、広東省シンセン市の郊外の街、龍華の外れで、関外とか特区外とか呼ばれる完全な郊外です。
意外に市の中心に近く、そう悪い場所ではないのですが、当時このエリアにはマンションと言えば「梅華山荘」、「潜龍花園」くらいしかなく、購入したマンションの周辺も何も無く、畑が残っているような状態でした。
まあ、この辺りでは、比較的、開発が古いマンションと言えます。
購入当時から、この辺りが地下鉄4号線の路線になること、また、近くに鉄道のターミナルを建設する計画があることを知っていましたので、将来的には決して悪い場所ではないことを見越していましたが、開発初期の一期工事を買いましたので、住み始めた頃は、かなり不便でした。
2004年に春にマンションが完成し、部屋の受け渡しを完了しましたが、中国のマンションは、内装が施されていない状態で引き渡されることが多く、私たちが購入したマンションも例外ではありませんでしたので、すぐに内装工事に取り掛かりました。
この内装工事が結構大変なんです。壁や床を張ることは勿論のこと、蛇口の1つ、ドアノブ1つの調達から始めないといけないんで・・・。
内装工事が完了し、実際に住み始めたのは2004年の夏前のことでした。
ところが、2004年の夏には騒動が起こります。
当時は、このあたり送電線などのインフラも不十分で、停電が頻発していましたが、それが原因で住民の暴動が発生し、マンションの管理所などが襲撃され、新聞やTVニュースにもなってしまいました。
いきなり汚点を残してしまったマンション。
また、水漏れなどのトラブルも多く、最上階の我が家は、入居当初から窓からの水漏れに悩まされ何回修理したか覚えていないほど修理しました。
(昔から言われる鉄則ですが、本当に最上階は買ってはいけません。)
入居2年目には、とうとう天井からの水漏れも始まり、最初は、コンクリートの割れ目に樹脂を流し込む方法で対応していましたが、問題の解決には至らず、昨年には、根本的な解決として屋上のコンクリートを引っ剥がし、防水シートや防水塗装、をやり直す大工事を慣行しました。
そうなんです。「水難の相」が出てる部屋だったんです。
不動産の暴落もあり、半ば、夫婦の間ではリスク資産になっていました。
と言うわけで、ここ数ヶ月、売ろう売ろうと考えていたのですが、どうせ売るなら高く売りたいのが本音です。
ところが最近のニュースに
シンセン市の不動産価格が3月に先月比で17%値下がりした事、値下がりした分、中古マンションの販売数が伸びたこと
などが出ていました。
正直、ヤバイ、遅かったと思いました。
中古市場に明るい兆しが見えてなら、底値になる可能性もありますが、昨年の高騰していた水準まで持ち直す材料もないので、暴落が止まっても低調に推移すると判断し、売る決心をしました。
買い手が付くまで、最低でも3ヶ月くらいは見た方が良いらしいし、今後、相場が上がれば、価格を上げればOKだろうと軽い気持ちでした。

4/13(日)に奥さんが不動産屋に売買の仲介をお願いにしに行ったのですが、運悪いことに、その日は、私、熱を出しており、同行できませんでした。
なんで、こんな日に行ったのか・・・。気づいたら出かけていました。
お願いした不動産屋は、「中原地産」と言う香港系の不動産屋で、中古の仲介だけでなく、デベロッパに代わって新築マンションの販売も手がける会社です。
問題は売り出し価格ですが、現在は、新築マンションでも、成在約価格が売出し価格を下回っている状態で、完全な買い手市場。
価格を提示しても、かならず値切りが入ることも予想していましたが、何とか7,000元/㎡台は死守したい考えでした。
高騰していた昨年の夏なら、12,000元/㎡というのも有り得る水準でしたが、現在では、ありえません。
価格の目安となる同じマンションの4期工事の新築売出し価格が、10,000元/㎡を超えない程度と聞いていましたし、同じマンションで中古で売りに出されている部屋の価格が8,000元/㎡~9,000元/㎡程度で、中には強気に10,000元/㎡を提示しているオーナーも居ると言った状況だったので売出し価格は、85万元(約8,300元/㎡)くらいが妥当で、1割程度の値引き交渉が入る事も仕方がないと思っていましたが、甘かったです。
奥さんからの連絡では、80万元程度が妥当で、売出し価格は78万元(約7,600元/㎡)を薦められたとか。加えて仲介手数料として、成約価格の1.5%取られるそうです。
金額が大きい話なので、既に妻は舞い上がっています。
ある程度の長期戦になるだろうから、とりあえず、78万元で売出してみて、買い手が現れても、こちらがOKしなければ契約は成立しないわけだから、状況が変われば値段を吊り上げればOKという指示を出しました。
ところが、予想に反して、その日のうちに、4、5組の見学者が現れました。
日曜日ということもありますが、中古市場が持ち直しているというニュースは本当だったようです。
内心、熱出していたので寝たかったのですが・・・。
しかし、見学者といっても、見た感じ完全な冷やかしです。
最後に現れた若い男性が、いやに熱心に部屋を見ていくと思ったら、30分もしないうちに不動産屋から73万元で買いたいと言っていると連絡がありました。
この男性、近く結婚するそうで、昨年からこの辺りで部屋を物色していたそうです。
正直、この金額を出すつもりがあるなら、もう少し頑張って新築買えば良いのにと思ったのですが、新築だと部屋の受け渡しまで時間が掛かるので結婚に間に合わないとか・・・。
73万元と言っても、手取りとして73万元という話で、仲介料、営業税など経費は、買い手負担という実は、悪い条件ではないんです。おそらく、買い手は80万元以上負担することになります。
舞い上がっている妻は、
73万元だって、どうする?
を連呼しています。
熱で思考能力が低下している私は、何とか思考回路を回転させて、75万元じゃないと売らないと言えと指示。
すると今度は、即座に74万元のオファー。
妻は、今度は
74万元って安い?
を連呼しています。
「評判良くないマンションだし、妥当だと思うよ。それで良いなら売ればいいでしょう。」
「でも、あせって売る必要もないでしょう。」
と答えると、何やら不動産屋と相談しています。
私は状況が読めないままなのに、舞い上がっている妻は
「今日中に契約書交わすんだって。」と病気の私と4ヶ月の息子を残して、出かけていきました。
「えっ、売るのかよ。」
不動産売却作戦は、長期戦を想定していたのに、売出し初日に、
74万元(約7,200元/㎡)
で買い手が付くという短期決戦で終わりました。
経費買い手持ちなので、悪い条件ではありませんが・・・。
購入した男性もお金があるわけではなく、信販会社に買い上げて貰って30年のローンにするとか。
購入価格+経費で80万元を超える金額をローンにするので、支払いは大変だと思います。
結婚しても共働きだそうですが、収入の半分はローンに消えるんじゃないでしょうか?
契約が成立した後も、妻は「安く売りすぎたんじゃないか?」と心配しています。
去年の夏に売っておけば、12,000元/㎡で売れたかもしれないという後悔の念はありますが、後の祭りです。
後で聞いた話では、同じマンションの4期工事の新築売出し価格は、9,000元/㎡台で、実際は割引いて販売されており、成約価格は8,000元/㎡台だそうなので妥当なところでしょう。
同じマンションでも、新築で3期以降を買った人は、現在の中古市場の水準では売却利益は見込めませんし、昨年の不動産高騰期に、中古で買った人は、もっと大変でしょう。
遅れて投資目的で不動産に手を出した人は苦しいと思います。
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- (2008-04-24 04:17:33)
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